えばーずらいん

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
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【感想】 機動戦士ガンダムUC episode 6 -宇宙と地球と-  


機動戦士ガンダムUC 6 [DVD]機動戦士ガンダムUC 6 [DVD]
(2013/03/22)
内山昂輝、藤村歩 他

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[EP1-6 のあらすじ]



[あらすじ(Wikipedia より)]
ネオ・ジオンの攻撃で大打撃を受けたゼネラル・レビルは撤退した。ガランシェール拿捕を当初の目的とするラー・カイラム隊は宇宙空間に漂うガランシェールを捕捉するが、それは陽動だった。先行するトライスターの眼前で無人のガランシェールは爆散する。その頃、リディはアルベルトからバンシィを譲り受け、宇宙へ上がろうとしていた。

船を失いネェル・アーガマに移乗したジンネマンたちは複雑な心境だった。呉越同舟の言葉通りに友軍から追われ、艦内に宿敵ネオ・ジオンを受け入れることになったネェル・アーガマのクルーたちもまた複雑な心境を抱えていた。戦死したダグザからエコーズ隊を預かるコンロイは両者を仲裁する。

オットーとフロンタルは今後の作戦方針について話し合う。箱の確保こそがネェル・アーガマを延命させ、ネオ・ジオンにとっても好都合だと語るフロンタルにオットーはラプラスの箱の使い道を問いただす。フロンタルは持論を展開。4年後に返還されるジオン共和国の自治権を中心に人口・経済・生産・エネルギーの大半を担う各サイドでサイド共栄圏を築き、地球の存在を無視。主従の立場を逆転させ、やがて地球を枯渇死させるというものだった。

それは現実的かつ有効な構想ではあったが、ジオン・ダイクンやその継承者であったシャア・アズナブルの抱いた人の革新という理想からはほど遠いものであり、生産性を確保するために地球は再開発に走って環境を悪化させ、やがては立場を逆転して地球が再び一年戦争を引き起こすと、ミネバはフロンタルの意見に反対の意を唱える。 その場にいたバナージも、自身ら人類の未来を語っているはずなのに、まるで他人事のような熱のないフロンタルの冷たさに違和感を感じる。ガランシェールを引き上げた際、ユニコーンを包み込んだ暖かな光に人の可能性を感じたと反論するバナージ。

それにフロンタルは『かつて同じ光を私も見た。もっと大きな光をだ』と語りだし、その『暖かな光が引き起こした、あれほどの奇跡アクシズ・ショックを目の当たりにしても人は何も変わらなかった』と、人類への諦念を口にし、現状を維持するためなら自身の可能性すら葬ろうとするような人類には、それ相応の未来を提示してやることこそが、種の存続の観点からすれば正しいのだと答えた。

道を違える相手と判断したミネバは箱の最終座標をフロンタルへ明かす。それを知ったフロンタルは最後の作戦準備のためジンネマンを伴いレウルーラに戻る。

ミネバに裏切られたと感じ、傷心を抱えるバナージにマリーダは『チャンスは必ず来る。そのときは迷わずガンダムに乗れ』と励ます。一方、ミコットは女の勘でミネバが必ず行動を起こすと確信し、不満を抱くクルーたちと共に武装蜂起の準備を整えるがアンジェロに不穏分子として拘束されてしまう。

そんな時、艦内から発信された救難信号により、一隻の連邦軍哨戒艦がネェル・アーガマに接近する。

アンジェロは撃沈をオットー艦長に命ずる。だが、オットーは拒否。それを合図にエコーズ隊によるネェル・アーガマ奪還作戦」が開始される。拘束されていたミコットたちが解放され、ネオ・ジオン兵に制圧されていた艦内が奪還される。ガランシェール隊はMSの確保に動き、バナージはユニコーンに走るが、待ち受けていたフロンタルに拘束される。

その窮地を救ったのはクシャトリヤに乗ったマリーダとミネバだった。

ミネバの説得で両者は膠着する。それでも遺恨が捨てられないジンネマンはマリーダに投降を命じる。だが、マリーダによる娘としての説得を受け入れ、心に従えと命ずる。バナージは一瞬の隙を逃さずガンダムに乗り込み、不利を悟ったフロンタルはアンジェロと共に脱出する。

ラプラスの箱を発端とした争乱は、軍の垣根を越えて、人の可能性を信じる者たちとそれを否定する者たちに分かれ、最終局面を迎える。 最終目的地であるインダストリアル7に向けネェル・アーガマは針路を取り、バナージは最終決戦装備のフルアーマー・ユニコーンガンダムでフロンタルを追う。そこへバンシィ・ノルンを駆ってリディが強襲、かつての母艦を襲撃するのだった。



[感想]
でも……それでも……
他人ではない存在に委ねられたのは、何よりの幸いだった……。
きっとこんな風にして、世界は少しずつ前に進んでいく。
あきらめることなく、囚われることなく、望みを持ち続ければ、チャンスは必ず来る。

(マリーダ・クルス)


彼らに指一本触れてみろ!!
その首をねじ斬ってやるぞ若造!!

(オットー・ミタス)


艦長より達する。
これより本艦は、インダストリアル7に向かい『ラプラスの箱』を確保する作戦を実施する。期せずして、当初の任務に戻った格好だが、これは軍の命令によって行う作戦ではない。生き延びるため。フル・フロンタルの手に箱が渡るのを阻止するため、本艦が独自で行う作戦である。フル・フロンタルが示したサイド共栄圏構想と、ミネバ殿下が言う可能性に揺らぐ未来。どちらが正しいことなのかは、私にもわからない。それを決めるのは我々ではなく、今を生きる若者たち。これから生まれてくる、まだ見ぬ子供たちだろう。彼らに判断を委ねるためにも、我々は生きて帰らねばならない。持ち帰った箱と共に、真実を世界に問わねばならない。軍人として、ひとりの大人として。諸君の健闘に期待する!

(オットー・ミタス)


全 6 話となるはずの劇場版 機動戦士ガンダム UC でしたが、完結は次回にお預け。私は発表後時間がある程度経ってからレンタル DVD で EP7 と連続して視聴しましたが、映画館においてリアルタイムで鑑賞した方々は生殺しもいいところだったのではないでしょうか。

今回のエピソードは、最終回への橋渡し的な役割が強く、それぞれの立ち位置を再確認させるくだりが多かったですが、それでも多分このエピソードがないと絶対に物語として良い感じで締まらないよね。

フル・フロンタルの意図が今回初めて明らかになりましたが、劇中でミネバが言っていた様に、聞いてしまえばなんともあっけない。月と 7 つのサイドの連携を強化し、中央(地球)を間引きした経済圏を確立する。すなわち、サイド共栄圏の建設。ジオンともシャアとも違う、完全に人間に対して冷めた望みでした。これで完全にバナージ(宇宙世紀ガンダム主人公)サイドとの対立となりましたね。

まあ、そんなことはともかくとして、オットー艦長が格好良すぎて泣きそうである。そして、マリーダさんに頭なでられて励まされたい。
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2015/01/12 遅くなりましたが 

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どうという事は無いですが、艦これ改二の報告です。

吹雪に関しては初期秘書艦ということもあり感慨深いです。
さすがアニメ化の力である。
私は思い入れや好みを育成の基準にする人間なので、
ステータスはイマイチでも Lv90 まで育てていましたが、
これからは遠慮なくイベント海域にも投入できますね。
これで主人公(笑)とは言わせない。

足柄は実装から遅れましたが、何とか取り戻せた感。
最近のイベントでは重巡を多用することが多いので、
ここで主力が増えたのは嬉しい。
持込の 2 号砲× 3 も早く改修していきたいですね。

え、次は初霜と那智ですか?
(俺たちの戦いはこれからだ!)


本当は年末年始バーゲンで一週間にスーツカンパニーに四回行って店員に引かれた話とか、冬コミ品回収で今年も諭吉が散っていった話とか色々あったんですが、賞味期限が切れたのでパス。

というわけで、遅くなりましたが、

旧年中、ご訪問頂きました皆様には、
大変お世話になりました。
本年も趣味テキストログとして運営致します。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

えばーずらいん 管理人 SIN

【感想】 Megaman Day in the Limelight 2 

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海外ロックマン(MEGA MAN)のクローンソフトである MEGA MAN Day in the Limelight 2 を攻略した。

概要としては、FC 版ロックマン 2 の 8 ボスロボット(エアーマンやウッドマンら)を操作して、ロックマン 3 のボスロボット(スネークマンやマグネットマンら)及びワイリー博士を倒していくというもの。ボスロボットを操作したいという夢は、ロックマンファンであれば一度は抱いたことがあるはず。それが叶うのだ。

元ネタのロックマンでは、ボスを倒すとそのボスが使用していた特殊武器が使用可能となるが、代わりにこちらはステージごとにメインで操作するボスロボットが決まっており(スネークマンのステージではエアーマンを操作)、そのステージを攻略すると他のステージでも操作していたボスロボットが使えるようになる。

システムは基本的にロックアクション(ジャンプと移動でトラップを避け+武器で敵を倒しながらステージを進み最深部のボスを倒す)であるが、操作ロボットごとに元ネタのロックマンでは見られなかった特性を持っており、それを活かさないと進めないギミックが非常に多かった。

なので、どの操作ボスロボットにも見せ場があって、非常に面白かった。つまり、メタルマンの武器メタルブレードは扱いやすいことで有名だが、だからと言ってメタルマンだけを使用していては、どうやっても攻略できないのである。勝手な妄想であるが、汎用型ではないロボットでも(ロックマンでなくても)、協力すれば勝てる!みたいな事が想像できて熱かった。私はこういうのが非常に好きなのである。

難易度は、元ネタのロックマンと比較すると少々高いと感じたが、同様のロックマン風同人アクションゲームの中では高すぎず低すぎずで、アクションゲーに慣れていれば丁度良いと感じた。所々で詰まない様に親切な工夫がされており、リトライして覚えれば何とかなると思われる。

ダウンロード式のフリーゲームなので、ロックマン好きであれば、プレイしてみてはいかがだろうか。また、同シリーズは 3 まで出ている模様。機会があればプレイしてみたい。

感想:Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #12 最後の選択 

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可愛すぎる騎士王。

今回は前期終了という事で 1 時間構成。士郎は済し崩し的に凛とデートすることになる(二人きりとは言っていない)。しかし、まるでエロゲーの様な展開である。

個人的に注目したところは色々あるわけで、早起きしてサンドイッチを作って二度寝した凛の寝ぼけ顔だったり、Zero でのイメージを払拭するかのように少女らしさを発揮するセイバーであったり、士郎がちゃんとした私服を持っていることだったりする。

しかし、パフェ始動のクレープ+たい焼きコンボとは恐れ入ります。
一家に一人、騎士王アルトリア。
エンゲル係数が無限に発散しそうですね。



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お洒落眼鏡頂きました!

原作での凛の眼鏡と言えば黒縁で太めのスクエア(もしかしたらウェリントン)で、どちらかというと解説キャラを立たせるための洒落っ気のないものでありましたが、今回の凛は一味違う。さすが、あかいあくま。この表情には一発ケーオー。



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違う、そうじゃない。

ランチ前にはバッティングセンターへ。120 km/h を軽々と打ち返す凛に対し、負けてられないと意気込む士郎。しかし、魔力放出を完全停止させたセイバーは見た目通りのパワーしか出ないわけで、しかも(恐らく)初心者で、出鱈目な抜刀フォームとなれば結果は散々な様で。しかし、負けず嫌いなところは健在。士郎には呆れられる破目に。ああ、もう何でこの子がヒロインじゃないのか。



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(あかん)

視点は変わって魅惑の美人教師大河へ。デートと言いつつ出かけた先は、士郎の義父であり、大河の初恋の相手、衛宮切嗣の墓。しかし、昔を懐かしみつつ墓前で近況を語る大河の背後に怪しい陰が。あれ、ここって柳洞寺だったっけ。



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破戒すべき全ての符!(ルール・ブレイカー)

デートの帰りにキャスターに強襲される士郎たち。しかも大河を人質に取られ、士郎はセイバーを止めるために最後の令呪を使用してしまう。そこに出たのは型月が誇るチート武器。剣先を相手に突き刺すことができれば、あらゆる魔術効果の無効化を実行できる契約破りの宝具。刃物としては人一人殺せないナマクラと評されるナイフですが、所有者がキャスターだから良いものを、こんなもんアサシンが持ってた日にはゲームが終わる。

そうしてセイバーは士郎との契約を破棄され、キャスターのサーヴァントに。アーチャーの救援で何とか逃げ切ったものの、ここで士郎はサーヴァントを失ってしまう。苦悶の表情を浮かべつつ『逃げて!』と叫ぶセイバーが辛い。今作ではセイバーの士郎に対する感情も明言はされてないが、随所で十分に表現されていたので、この 1 シーンが非常に心に響く。




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『これ…あの時のと同じだ…』

ランサーに殺された自分の命を助けてくれたのが遠坂だと気付く士郎。
さて、アーチャーが回収したはずのペンダントを何故士郎が知っているのでしょうか。
きっと、服と同じように、同じものをいくつも持っているんだー(棒)

そして、セイバーに遠慮した旨を指摘されるアーチャー。
また、大河を気にかける様子がしっかり描写されていてガッツポーズ。

そして、凛のブラジャーはピンクだった(迫真)。



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ランサー兄貴だ、やったー!(見てるだけ)

セイバーを連れて教会を強襲するキャスターと、対峙する綺礼。
マジカル☆八極拳を駆使して迎撃を続けるが、襲いくる年波には勝てないのか。
2 倍速、3 倍速で動く暗殺者と互角に渡り合った若かりし日の彼はどこに。







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ああ―――長いオープニングだった。

原作では CG となったシーン。
サーヴァントを失い、無力であることを凛から直に告げられる士郎。これはキツイ。どのくらいキツイかって言うと、寝取られを彷彿とした位キツイ。士郎を突き放し、凛はアーチャーと共に夜へと駆け出して行きますが、これから士郎の取る行動とは。

また、ここで流れる THIS ILLUSION がとても熱い。
懐かしすぎて涙出た。
LiSA ver も良いですね。

しかし、これで 1 クールお預けとか、貴様、これが人間のやることかー!

【感想】 銀翼のイカロス 


銀翼のイカロス銀翼のイカロス
(2014/08/01)
池井戸 潤

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半沢直樹シリーズもついに 4 作目。経営再建中の帝国航空の担当を任された半沢が、500億円もの債権放棄を要求する政府の再生タスクフォースと激突する。『今度の敵は巨大権力』と題されるだけあって、半沢が政治絡みの案件に立ち向かうが、それでもお馴染みの逆転劇は健在。また、今作では、これまであまりフォーカスされることのなかった中野渡頭取の心情も描写されており、そのあたりも非常に面白い。

政治には詳しくないので少し調べてみたところ、どうやら今作の大部分は実話に基づいているとされている模様。作中の帝国航空は経営破綻した JAL がモデルとなっており、新政権や再生タスクフォースは 2009 年 9 月の民主党への政権交代や JAL 再生タスクフォースをモデルとしていると考えるとしっくりくる(らしい)。

私は 2009 年というと時事には非常に疎かった時分のため、特にピンと来ることもなく読み進めることが出来たが、ピンと来た方々はどのように感じたのだろうか。もしかすると、あまりにもモデルが分かりすぎて面白くないなと思う方がいたかもしれないし、見方が偏りすぎて違和感を感じるのかもしれない。

ただ、作品のモデルがどうあれ、困難な状況にあっても自身の信念を強く持ち、相手が誰でも変わらない姿勢で職務に当たっていく半沢の姿は見ていて爽快で気持ちが良い。戦いに勝ち、生き抜いていくためには知識でも立場でもなく、知恵が必要である。しかし、それだけでは不十分で、逆境に負けない強い信念があるか。これが重要ではないかと感じた。何が正しいのかはさておき、小手先の処世術だけでなく、自身の仕事に本当に気持ちがあるか否か、それを少し考えさせられた。

【感想】 ロスジェネの逆襲 


ロスジェネの逆襲ロスジェネの逆襲
(2012/06/28)
池井戸 潤

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伊勢島ホテルの一件の後、東京セントラル証券に出向となった半沢が、IT 企業の雄・電脳雑伎集団から同業である東京スパイラルに対する買収意向を伝えらる。しかし、大型買収のアドバイザー契約は大きなチャンス。だが、経験が浅い東京セントラル証券には荷が重く、買収スキーム構築の遅さから電脳雑技集団との契約は決裂となってしまう。しかし、交渉決裂の裏側には親会社・東京中央銀行の理不尽な横槍があった。そこで、責任を問われた半沢は、ロスジェネ世代(バブル崩壊後に社会に出た世代)の部下・森山と共に周囲を驚かせる秘策に打って出る。

オレたち花のバブル組の続編であり、俗に言う半沢直樹シリーズの 3 作目である。2 作目までを読んだ勢いに乗って 3 作目も読んでみたが、今作も気持ちの良い勧善懲悪で、半沢の倍返しは健在。やはりこのシリーズは、経済小説とは思えない熱さが面白い。

前作までよりも真相究明や逆転劇の勢いや締め方がストレートになり、個人的には熱さが分かりやすくて好き。つまり、栄転から一転、出向で終わった前の二作よりも、読後感は非常に良い。続きものなので当然と言えば当然なのだが、今作を読んだ後だと、前二作が今作のための序章の様な印象を受ける。

また、仕事や社会のあり方そのものに対する森山(若手の代表の様なイメージ)の疑問や葛藤と、それに答える様に描写される半沢の仕事に対する信念も熱くて好き。

『戦え、森山』
半沢は言った。
『そして、オレも戦う。
誰かが、そうやって戦っている以上、世の中は捨てたもんじゃない。
そう信じることが大切なんじゃないだろうか』


【感想】 オレたちバブル入行組・オレたち花のバブル組 


オレたちバブル入行組 (文春文庫)オレたちバブル入行組 (文春文庫)
(2007/12/06)
池井戸 潤

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)オレたち花のバブル組 (文春文庫)
(2010/12/03)
池井戸 潤

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一昨年前にブームになった日曜劇場『半沢直樹』の原作ということで気になって手に取ってみた。TV ドラマは、バブル期入社の銀行マンを描いた経済ドラマという取っ付き難そうなテーマでありながら、アクション映画さながらに緊張感のある描写や胸のすく様な逆転劇などが面白かったですね。仕事にはクソ真面目で、私情を混同させた妨害等には『やられたらやり返す、倍返しだ!!』という半沢のスタンスは、現実的ではないものの、どこか共感や憧れの様なものを抱いた方も多いのではないでしょうか。

『オレたちバブル入行組』は、ドラマで言うところの第一部・大阪西支店編。東京中央銀行 大阪西支店で融資課長を務める半沢直樹が、上司である浅野匡に債権回収の責任を負わさるが、その経緯に疑念を抱いて真相を解き明かしつつも、確りと責務を果たしていくというもの。

『オレたち花のバブル組』は、ドラマでは第二部・東京本店編で、オレたちバブル入行組の続編。半沢が東京中央銀行本部 営業第二部次長に栄転した後の話。大口顧客であり 200 億もの融資がなされた伊勢島ホテルが、120 億もの株の運用損失をしてしまう。伊勢島ホテルの業績回復の目処をつけ、債権を回収しなければ東京中央銀行は莫大な引当金を支払わなければならないという危機に陥る。伊勢島ホテルの担当となった半沢が、伊勢島ホテルの建て直しや背後に隠された真相の究明に奮闘するというもの。

物語中では一般には聞き慣れない金融関係の業界用語が多用されているが、物語を理解する上で重要な用語には分かりやすい解説がなされるので、特に心配する必要はないと思われる。

そんなことよりも、自らの仕事に信念を持ち、上司からの圧力に媚びることなく強い行動力で道を切り開いていく半沢の様子に心が躍る。それぞれの真相が明らかになっていく様子や後半部の逆転劇では、食い入る様に読んでしまった。また、銀行と言う組織社会の中での各人物の焦りや葛藤に関する描写も良かった。全体的に、率直に言って非常に面白かったと思う。

ただ、どちらの作品も大筋の展開は同じであるが、所々ドラマとは異なるところがあり、ドラマを先に見ていた場合、それらに対する感じ方が分かれるかもしれない。例えば、半沢の妻・花はドラマの様な完璧な良き理解者と言うわけでもないし、半沢も行動に少しあっさりした印象がある等、ドラマと比較すると落ち着いた描写が多いなと感じた。ただ、これを丁度良いレベルのリアリティと感じるか、肩透かしと捉えるかは多分好き嫌いの問題になると思われた。
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