えばーずらいん

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
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【感想 レビュー】 コンチェルトノート Story drawn by everyone's person 

あっぷりけコレクションあっぷりけコレクション
(2012/12/14)
Windows

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[注意]
自己満足と妄想が過ぎてます。



[ソフトハウス]
bn_ap.gif



[シナリオライター]
桐月



[原画]
オダワラハコネ



[ひとこと]
人の善意の可能性とは



[あらすじ]
「――進退窮まった」

倉上 進矢 (くらかみ しんや)は追い詰められていた。
事故による長期の入院生活が開けた後、彼の立場は一変していた。
そして諦めて働こうとした所に、初めて訪れた幸運。
懐かしい幼なじみからの連絡と再開。
彼女がもたらしたのは、新しい学園と月光館という古ぼけた洋館だった。

懐かしい街で、進矢は少女たちと出会う。

絶対無敵の幼なじみ・神凪 莉都 (かんなぎ りと)
事故の原因のクラスメイト・今里 和奏 (いまさと わかな)
負けず劣らず不幸な下級生・東条 白雪 (とうじょう しらゆき)
莉都と犬猿の仲の生徒会長・名凪 星華 (ななぎ せいか)
月光館を預かるメイドさん・夕月 小夜璃 (ゆうづき さより)

新天地での新しい生活。暖かい人たちと、新しい家。
ここでイチから頑張ろう。
そう決意した彼に、ある夜、ひとりの少女が告げる。

――おぬし、今のままだと10日ほどで死ぬぞ。

幸御魂 (さきみたま)のタマという少女との出会い。
彼女の力で幸運を与えられピンチを助けられるが、ますます窮地に立たされることになる。
幸運を前借りした負債は3つ。

一つ、進矢たち本人の運がなくなる
一つ、他人の不運を肩代わりする
一つ、返済しきれない場合 "不幸" となって訪れる

この日から、進矢たちには様々な事件・事故が降りかかる。
学園で起こった窃盗や誘拐事件。女子寮の不審者、ストーカー。
街にも学園にも、不幸の種は眠っている。

人々の抱える不幸を解決し、少しずつ幸運を集めて窮地を救え!

明るい未来を掴むため、仲間たちと東奔西走することになる。




以下、内容に触れています。




[シナリオ]
人と人の繋がり、運気の流れを司る幸御魂『タマ』という少女をキーとした純愛・学園系作品。タマの力を借りて他人の幸運を回収(略奪)し、時には運不運を操作する特殊要素はあるものの、基本的には学園関連トラブルの解決、生徒同士の人間関係構築や学園祭イベント参加に尽力するノーマルな青春ドラマが展開される。また、タマの力の行使には、適度な制約が設定されているため、チート能力ながらも、不快感を示すほど奇跡が乱用されることはなかったと感じた。


基本路線は人と人の関わりの中で成長していく少年少女の物語。人との繋がりを作ることで幸運を集めるために、数々の事件・イベントに首を突っ込む主人公とヒロイン達。そこで結ばれる縁、引き起こされる数々の現象が、主人公・倉上進矢の目線で描かれていく。

縁は、ヒロイン・友人達と育まれた友愛かもしれない、一瞬の悪意かもしれない。
そして、ゲームらしくアイテムの入手という形だったりする。


街やタマ、設定に深く関わってくる莉都ルートとそれ以外に分けられるが、莉都ルートのトゥルー以外で結ばれた縁(前述)が莉都ルートのトゥルーで活かされるため、全ルート攻略(特に感情面で莉都ノーマル END)は必須。(ただし、他のルート攻略が莉都ルート攻略条件か否かは未確認です)


加えて、見上げた空におちていく(以下、みあそら)、黄昏のシンセミア(以下、シンセミア)を攻略しても分かることだが、ライターの桐月氏は何気なく書くことにも意味を持たせるらしい。H シーン、グッド(トゥルー)エンド以外のエンディング、莉都以外のルートなどもしっかりと読み込み、種々の情報を頭の端に記憶しておくと、莉都ルートでいちいち感動できるのではないでしょうか。目指せ、アイテム・フロー回収 100% (攻略記事に沿ってプレイしていただければアイテムも全て回収できます)。

ここで、シンセミアの感想と類似した結論。

隅から隅まで読んで、登場人物が何を考えているのか、どうしてそのような言動したのか等を、色々想像・妄想して、感極まって布団の上でゴロゴロしたりする人には、非常にお奨めできるシナリオとなっていると判断できた。
(攻略が遅かった言い訳)。



(よく分からない独り言)
・みあそらと同じく、二周すると理解が捗るかも
・WEB で公開されてるプロローグノベルは攻略後に読むと捗るかも




[ルート感想、キャラクター]
● 今里 和奏 (CV:夏野こおり)
*本当に女の娘として魅力的。
*徐々に仲良くなって、お互いを理解し合う過程は本編中で一番上手かった。
*簡易ソフトボール試合の描写が上手すぎる。経験者ですか、桐月さん!

いつも明るく元気な彼女。
莉都をして『誰とでも仲良くなれる』と評される彼女は、そんな単純な人間ではなかった。
クラスの中でいつも輝いている彼女にも心の壁はあった。
それでも、進矢と莉都を羨ましいと言う彼女。
人間関係にどこか冷めた目線を持ってしまった彼女も、
信頼できる誰かと一緒に何かができる絆を求めていた。
自分のことを話せる人間。
自分が知りたくなる人間。
大丈夫、今の君には彼と仲間がいるから。

たしかに、人の心も、人との信頼関係も単純じゃない。
これから様々な人との間で絆が生まれ、そして消えるかもしれない。
それでも、今の彼女なら本当の意味で前向きに頑張っていけると思う。
ウィニングボールを見て、そんなことを考えた。



● 東条 白雪 (CV:みる)
*ありがちな話題ながら白雪や主人公の覚悟が垣間見える気持ちの良いお話。
*ノーマル END が割と好きな俺は多分異端。
*白雪と南条の関係は本当に良かったです。

自主的には行動できない環境にあった彼女。
他者の悪意を受け続けた彼女。
そして、自分では避けられなかった残酷な過去によって作られた今がある。
臆病で、不安で、怖くて。迷惑をかけたくなくて。
そして、すれ違いだけが残り続けた。
だから、言えなかった。
だから、行動できなかった。
でも、彼女と彼とかけがえのない友人が示した少しずつの勇気が、
彼女の境遇を変えることになる。

とにかく、今は暖かく出迎えてあげたい。
おかえり、白雪。



● 名凪 星華 (CV:榊原ゆい)
*星華が強すぎるため、進矢が目立たなくて残念。
*格闘大会の描写はかなり上手かったと思います。

やっぱり割り切ることはできない。
真実を知っても。
違うと分かっていても。
情の強い彼女でも。
でも、ほんの少しずつでも憎しみを許容ことができるかもしれない。
本当に人間は単純じゃない。

彼女は、ある幼馴染にどこか似ている。
意地っ張りで、強情で、人にはないものをたくさん持っていて。
でも、本当に簡単なことで不安になったりする。
まぁ、今は可愛い彼女と日常を楽しむとしよう。




● 夕月 小夜璃 (CV:風音)
*莉都ルート以外で莉都の気持ちが垣間見える貴重なルートです。
*どうやら急造ルートらしく、小夜璃自身のインパクトが薄かった印象。
*小夜璃は H シーンでブラジャーを一向に外しません。守備力高すぎるよぉ。

自分を確固たるものにしているのは、物的証拠がない限り、自分の記憶だけ。
という意見をどこかの本で読んだことがある(京極夏彦 著 塗仏の宴)
記憶があやふやな場合、その過去は、自分は真実なのだろうか。
他者に指摘されたから、好きになったのだろうか。
違う。
好きなのは今の彼、今の彼女なのだ。
それでも、彼女は二の足を踏む。
それは、彼の大切な幼馴染のため。

本当に二人とも大好きだったのだ。
それは三人が想っていた気持ち。

でも、今は自分の気持ちに嘘はつけない。
いつまでも、自分の想いが通じますように。



● 神凪 莉都 (CV:かわしまりの)
*縁を活用する熱い展開で男キャラにも見せ場あり(個人的には物足りない)。
*莉都トゥルー END を最後に回すことをお奨めします。
*莉都を好きになれないと、プレイする価値が激減します。
*これがコンチェルトノートです。

いつもクールで異常に優秀すぎるスーパー幼馴染。
彼女は彼に対し、何を思っているのだろうか。
そこには友愛も憎しみもあるかもしれない。
どちらが本物など言うまでもなく、
どちらも彼女なのだ。
それでも、可能ならば笑顔を見てみたいと思う。

主人公の不運の理由。
タマの存在。
莉都の優秀さの理由。
数々の伏線が明らかになるルートです。
クリア後に最初の方を読むと涙腺の進退が窮まるはず。



● タマ (CV:松永雪希)
人間の霊魂は 4 つの属性(荒御魂、和御魂、幸御魂、奇御魂)から成り立つ
という考え方がある(wikipedia より)。
本編では、人には様々な感情があることを肯定、描写していた。
友愛も憎しみも人の縁だという描写が数多く存在した。

なぜ、コンチェルトノートでは幸御魂だけに配役があったのか。
そこに妄想を膨らまさずにはいられない。



[絵]
● CG 枚数:114 枚 (差分除く)

かなりのレベルアップが認められるが、立ち絵と CG の差が激しくて少し違和感。
あとは、右向きの表情に若干の違和感が見受けられる箇所も。

みあそら・ユキさんが友情出演。ファンは楽しみに!
個人的にはアルさん出して欲しかったね!!




[音楽]
● 主題歌:コンチェルトノート(NANA)
● 挿入歌:輝いたまま(中山♥マミ)
● ED:あの頃のように(Riryka)

結論:あっぷりけ 桐月氏作品のクサい挿入歌は卑怯。

WEB 公開されている Concerto note main theme piano ver. も聴いてみよう。




[演出]
最も印象的だったのはカットインシステム。
次にタマの動作でしょうか。

動きに乏しかったみあそらと比較して、良くなったと思います。




[システム、その他]
みあそらのフラグメントシステムから、フローチャートシステムに変更。
分岐やアイテムを回収するためには、一度当該シナリオをクリアしないと保存されない点が気になりました。もう少し遊びの分岐を増やしたら楽しめるかなとも。また、別視点も組み合わせないと活きてこないよね。ただし、フローチャートシステム自身に関してはシンセミアで大きくレベルアップするため、基本的にはノーコメント。

一番気になったのは、EXTRA の SOUND でリピート再生ができず、一再生ごとにストップすること。レビュー書くときは、BGM 垂れ流しの人間なので不便でした。




[総合感想]

it is not one person.
一人じゃない。

Moreover, they are not two people either.
二人でも足りない。



人は単純ではない。
ならばその間で生まれる繋がりも同様。
人は、人との繋がりで様々な事を体験し、感じ、考え。

そして、大きく成長する。
それは、人が持ちえる偉大な力。


――― でも


仲間であっても、綺麗事だけでは語れない縁。


複雑に絡み合う人の縁。
幸も不幸も、善も悪も。
何が正しく、何が間違いとは言えない。

苦悩を抱えて、折り合いをつけながら歩まなければならない未来だってある。
なぜなら、人の世は『単純じゃない』から。



――― それでも



それでも信じたい。



あまりにも多くの悪意が溢れかえったこの世界で。
彼ら彼女らが笑顔でいられる一瞬があるなら。
彼ら彼女らの絆が生み出す奇跡を。


人の善意の可能性を。



――― それは



Story drawn by everyone's person
みんなで描くものがたり。
(コンチェルトノート)






(考察中の疑問)

・なぜ、タマの依代が必要なのか?
・なぜ、星華にタマが見えないのか?
・なぜ、名凪のじっちゃんは莉都をよくしてくれたのか?


(不満)
・クラウスの活躍場所はどこ。
・進矢ちゃん、早すぎるよ。

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