えばーずらいん

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
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【感想】空の境界 未来福音 the Garden of sinners/recalled out summer (再読) 

空の境界 未来福音 (星海社文庫)空の境界 未来福音 (星海社文庫)
(2011/11/11)
奈須 きのこ

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映画を観てきたので読み直したのである。


[作者]
奈須きのこ
武内崇


[ひとこと]
願わくば、幸多からん事を。



[あらすじ]
(1) 1998年8月 01_feline -August, 1998-
両儀式と浅上藤乃の戦いから幾日か経ったある日、
黒桐幹也は式の部屋に一匹の黒猫を預け、
その里親を探しに遠出する。
黒猫はただ、じっと幹也の帰りを待つ。
そんな中、式は藤乃との戦いで失った左腕の義手に痛みを感じていた。



(2) 未来福音 Möbius ring
1998年8月、黒桐幹也はひょんな事から未来を視る事ができる少女・瀬尾静音と出会う。
喫茶店アーネンエルベで幹也と静音はひと時の会話を楽しむが、
その裏では連続爆弾魔事件が発生していた。

両儀式は偶然、事件の犯人の顔を目撃したため、その命を狙われる事になる。
爆弾魔・倉密メルカもまた、未来視の眼を持っていた。

静音の未来とメルカの未来。
それは同じようでいて、決定的に違う部分があった。



(3) 1998年10月 02_daylight -October, 1998-
礼園女学院の生徒・宮月は、友人だった安藤由子の自殺は自分が原因だと絶望していた。
自殺現場を訪れた宮月の前に、同じ学校の生徒である浅上藤乃が現れる。



(4) 1998年12月 03_say grace -December, 1998-
大晦日。両儀式と黒桐幹也は3年振りに二人で初詣に行くため、神社へ足を運んでいた。その途中、幹也は以前式に預けた黒猫の話を始める。



(5) 未来福音・序 Möbius link
2010年8、絵本作家の瓶倉光溜は、とある廃ビルで地元の名代の専属興信所を営みながら暮らしていた。
そこへ、親元の娘で廃ビルにも頻繁に顔を出す少女・両儀未那がやって来て、光溜に一つの依頼を伝達する。

心当たりのあった光溜は、ある占い師の元へ向かおうとするが、好奇心旺盛な未那はついて来てしまう。

1996年1月、残り少ない自由を謳歌するかのように「彼」は深夜の街を闊歩していた。そんな彼に、ある占い師が声をかける。





以下、内容に触れています。





[感想]
(1) あなたは未来が予知できるならば、どう思いますか。

(2) この物語には、未来(現在よりも時間的に後にあり、一般的に予測および測定が不可能なもの)を想いすぎる人物が何人か登場する。

ただし、そもそも普通の人々は、良い事が起こって欲しいと思うものだし、
明日が良い日になって欲しいと思うものである。

未来は予知も確定もできないが、明日が不安で仕方がないというのは誰しも経験のあることであろう。

そんな人々へプレゼンツなお話である。

(3) そういう目線で読んだ場合、瀬戸の物語が、倉密の物語が、宮月の物語が、式(織)の物語が、未来への祈り、そして想いすぎる人々への救いに思えて仕方がない。

彼らが当初考えていた『未来』というもの、
そして物語の後に彼らが想う『未来』のあり方を想像して欲しい。

(4) 未来はどうなるか分からない。
自分の望んだものは得られないかもしれない。
自分の望まないものを得てしまうかもしれない。
それでも、彼らが思った明日への想いは、今をしっかりと歩く力になるに違いない。

(5) 平凡じゃない彼らに向けて、
どうか幸多からんことを。

そして、人知れず救われた彼に向けて、
良かったねと心の中で言ってあげたい。

(6)あなたは未来が確定していたら、どう思いますか。


[追記]
2010 年、観布子の母が明るい未来が見えなくなっても、占い師を続けるのは何らかのメッセージに感じました。


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