えばーずらいん

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
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【感想】 オレたちバブル入行組・オレたち花のバブル組 


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一昨年前にブームになった日曜劇場『半沢直樹』の原作ということで気になって手に取ってみた。TV ドラマは、バブル期入社の銀行マンを描いた経済ドラマという取っ付き難そうなテーマでありながら、アクション映画さながらに緊張感のある描写や胸のすく様な逆転劇などが面白かったですね。仕事にはクソ真面目で、私情を混同させた妨害等には『やられたらやり返す、倍返しだ!!』という半沢のスタンスは、現実的ではないものの、どこか共感や憧れの様なものを抱いた方も多いのではないでしょうか。

『オレたちバブル入行組』は、ドラマで言うところの第一部・大阪西支店編。東京中央銀行 大阪西支店で融資課長を務める半沢直樹が、上司である浅野匡に債権回収の責任を負わさるが、その経緯に疑念を抱いて真相を解き明かしつつも、確りと責務を果たしていくというもの。

『オレたち花のバブル組』は、ドラマでは第二部・東京本店編で、オレたちバブル入行組の続編。半沢が東京中央銀行本部 営業第二部次長に栄転した後の話。大口顧客であり 200 億もの融資がなされた伊勢島ホテルが、120 億もの株の運用損失をしてしまう。伊勢島ホテルの業績回復の目処をつけ、債権を回収しなければ東京中央銀行は莫大な引当金を支払わなければならないという危機に陥る。伊勢島ホテルの担当となった半沢が、伊勢島ホテルの建て直しや背後に隠された真相の究明に奮闘するというもの。

物語中では一般には聞き慣れない金融関係の業界用語が多用されているが、物語を理解する上で重要な用語には分かりやすい解説がなされるので、特に心配する必要はないと思われる。

そんなことよりも、自らの仕事に信念を持ち、上司からの圧力に媚びることなく強い行動力で道を切り開いていく半沢の様子に心が躍る。それぞれの真相が明らかになっていく様子や後半部の逆転劇では、食い入る様に読んでしまった。また、銀行と言う組織社会の中での各人物の焦りや葛藤に関する描写も良かった。全体的に、率直に言って非常に面白かったと思う。

ただ、どちらの作品も大筋の展開は同じであるが、所々ドラマとは異なるところがあり、ドラマを先に見ていた場合、それらに対する感じ方が分かれるかもしれない。例えば、半沢の妻・花はドラマの様な完璧な良き理解者と言うわけでもないし、半沢も行動に少しあっさりした印象がある等、ドラマと比較すると落ち着いた描写が多いなと感じた。ただ、これを丁度良いレベルのリアリティと感じるか、肩透かしと捉えるかは多分好き嫌いの問題になると思われた。
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