えばーずらいん

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
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【感想 レビュー】 魔法使いの夜 -WITCH ON THE HOLY NIGHT- 

魔法使いの夜 初回版魔法使いの夜 初回版
(2012/04/12)
TYPE MOON

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[ソフトハウス]
TYPE-MOON
TYPE-MOON


[シナリオライター]
奈須きのこ

[絵師]
こやまひろかず

[キャラクター原案]
武内崇

[作品へのひとこと]
型月のノウハウを総動員した渾身の一作

[あらすじ]
1980年代後半の地方都市・三咲町。

この町では、「坂の上にあるお屋敷には、2人の魔女が住んでいる」という噂があった。

田舎から三咲町に引越して来た男子高校生・静希草十郎は、転校先の生徒会長・蒼崎青子と孤高の美少女・久遠寺有珠と出会う。

しかし、実はこの2人こそ例の屋敷に住む魔女だったのだ。

そんな3人が、ひょんな事から屋敷で共同生活を始めることになる。





以下、内容に触れています。





[シナリオ]
全てを受け入れていながら、その実、何も手に入れていない人間がいて、
全てを捨ててきたようで、その実、何一つ失ってはいない少女がいた


月姫や Fate/stay night 等とは世界観共通で、そのたの型月作品のアーキタイプとして期待されていた本作品ですが、今回晴れて世間に出ることとなりました。ファンとしては非常に嬉しい限り。尺としてはやや短め。総プレイ時間は 20 時間程度。手に入りにくい月姫、非常にボリュームのある Fate と比較するとプレイしやすく、魔術師などの世界観も丁寧に語られているため型月入門にお勧めできるのではないかと思っています。

月姫、Fate のように度肝抜かれる伏線回収があるわけではないですが、熱く手に汗握るバトルシーン、シリアスなシーン、そしてそれらの間を埋めるユーモラスなシーン、それらのバランスが非常に良かったです。尺が短い代わりに密度は高く、中だるみすることなくプレイに没頭できる構成になっていると思いますね。

型月作品のウリの一つであるキャラクター性の高さも非常に魅力的。サブキャラでも印象に残る仕上がりになっていましたね。

例えば、サブシナリオではありますがカーネーギ事件のクオリティがマジぱないの。テーマも凝ったものでなく、本編とは直接関係のないショートシナリオで、バトルがあるわけでもないから演出が特別良いわけでもないけど非常に面白い。おそらく、登場人物の行動が自然だからだろうと思う。作品全体でのキャラ付け、背景設定がしっかりできてるから各登場人物の役割分担が上手いのだろう。導入部分から中間部での各登場人物の動き、舞台おもてでの結末、裏側で起きた真相、テーマへ答え、オチのつけ方など、全ての部分で全てのパートが上手く機能したのだと言わざるを得ない。

あと、なぜなにプロイが吹く。
なんとか道場というメタ発言は自重したほうがいい。俺の腹筋が持たないから。


[CG、原画、演出]
●CG枚数:277 枚 (差分なし)
CG や立ち絵の見せ方にも異常なまでのこだわりが感じられる。

美麗な素材 (背景、立ち絵、CG) というだけでなく、それらを活かすギミックも豊富に組み込まれている。ありふれた背景+立ち絵の演出じゃないけれど、単なるアニメーションともまた違う。クリックするごとにテキストと相乗効果を成すように画像演出が行われている

これは、バトルシーンで動きを持たせるだけでない。

ある一点だけを拡大したり部屋の天井だけを映してキャラクターが思案している様子を演出したりする。何気ないワンシーンにおいても、ただの一枚絵ではない。それを強調したい。

その他としては、表情豊かなのはやっぱりすげーと思う。
型月のウリの一つ、立ち絵のバリエーションの豊かさは期待通りで嬉しかったです。
青子なんて照れ顔で 4 種類くらいあるんだぜ。有珠のジト目なんかもお気に入り。


[サウンド、ムービー]
●主題歌:魔法使いの夜
●挿入歌:なし
●ED:星が瞬くこんな夜に (supercell)

BGM が非常に雰囲気の出るもので良かったと思う。最近の作品には珍しくボイス皆無の作品ですが、それだけに BGM には力を入れているのがよく分かる。SE も豊富で (食事や足音などの) 生活音が違和感なく挿入されているのは良かった。

そういえば、私の友人は音楽面のクオリティの高さを褒めていましたね。


[システム、その他]
非常にプレイしやすい環境でした。特に問題もなかったと思います。
演出が凝られているので、PC のスペックが悪いとカクカク動画になりますが (管理人)、推奨環境を満たしていれば問題ないでしょう。


[総合感想]
これぞビジュアルノベルの真髄

その一言に尽きると思う。
シナリオの面白さも然ることながら、それを最高の形で届けるためのバックアップがマジぱないの。
視覚、聴覚に訴えかける圧倒的にハイクオリティな演出が非常に印象的。

読んでいて面白いシナリオを超える、“見て聴いて”面白い小説。
愚直なまでにビジュアルノベルに拘ってきた型月の渾身の一作。


どうぞご覧あれ。

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