えばーずらいん

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
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【感想 レビュー】 彼女と俺と恋人と。 (ととと。) 

彼女と俺と恋人と。 初回版彼女と俺と恋人と。 初回版
(2012/12/14)
Windows

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[ソフトハウス]
PULLTOP LATTE
PULLTOP LATTEデビュー作『彼女と俺と恋人と。』



[シナリオライター]
なたけ、田中一郎、北川晴 (統括)



[原画]
marui、のん



[ひとこと]
製品コンセプトを熟読してからの購入推奨


プレイヤーの感性、価値観、好み、考えなどで評価が大きく左右される一作。


事前公開されていた製品コンセプトに沿った、ある意味予想通りのシナリオ。
良い意味でも悪い意味でもこれまでの作品にない展開。
そして、異常なまでのエロ特化。




[あらすじ]
主人公・松上遥人は平凡な大学 1 年生。

春休みのある日、車に轢かれそうになった美萩野綾乃をかばい、代わりに怪我を負って入院してしまった。

そんな遥人のところへ綾乃は毎日お見舞いに訪れ、2 人は少しずつ仲良くなっていく。

遥人の退院後も下宿・陣富荘へ通う綾乃。

綾乃たっての希望から世話を焼いてもらうことを受け入れ、恋人同士のような日々を過ごす遥人と綾乃。

やがて、怪我は完治し、遥人は綾乃に感謝の言葉をつげる。

しかし、翌朝。

綾乃は遥人の部屋へ押しかけ、晴れて恋人同士となり、2 人は同棲生活へ。

そして遥人の幼なじみ・優子、妹のすすき、綾乃の親友・つくしや妹・小乃花、下宿先の管理人・千景も交えて、ドタバタの毎日が始まった。





以下、内容に触れています。





[シナリオ]
PULLTOP LATTE の提案する新しい恋愛のかたちを受け入れられるか


特殊な価値観を持つ、綾乃という恋人ありきの物語。

一般的に美少女ゲームの共通、プロローグに相当する部分で、すでに遥人と綾乃が恋人関係になる。その後の展開としては、概略として綾乃に対する想いを貫く (綾乃ルート) か、いずれかのヒロインを交えて三角関係になるか (その他) の 2 択形式。

育ちの特殊性から、一度に複数の人を好きになるということについて寛容な綾乃が、戸惑う主人公や他のヒロインに『温かい三角関係があっても良いじゃないですか』『本当に好きなら、急いで選択する必要もないと思います』などと促すことが基本路線。

綾乃ルートだけでなく、三角関係でも非常に甘い展開が繰り広げられる。
しかし、本気でどちらのヒロインも好きあるということを主人公が自覚しているのならば、どちらのヒロイン側も本気で主人公のことを好きでいるなら、その甘い展開に納得できるのは私の勝手な妄想なのだろうか。


上記から分かるように、非常に穏やかに終始する恋愛のかたちや三角関係が基本。好きなのだから仕方ないという物語の流れ。

オフィシャルホームページで事前公開されていた製品コンセプトに記載されているが、『あったかくて、ほんのり甘いひとときを』『恋人とのあたらしい暮らしを甘く書きます』『純粋にありのままに、大切にしたい想いを重ねていく』などから予測できるように、非常に穏やかに物語が進行する。

(綾乃以外の) いずれのルートにおいても、(他の純愛萌ゲーのように) 綾乃が存在するから簡単に諦めて身を引くことはないが 、ドロドロになったり強引に奪い取ったりという展開も一切ない(個人的に高評価)。

話は逸れますが、笑顔の裏に涙を流しながら相手を想い狙い続け、一方では友人関係をしっかり維持できるというのは、恋愛という点だけでなく絶妙で自然な人間関係を表現できているのではないかとも思う。


また、三角関係以外でも、製品コンセプトの影響を感じられる箇所として、シリアスシーンがほとんどないことが挙げられる。

シリアス分がほぼ無いことに関しては、評価の分かれ目ではありますが、製品コンセプトを考えれば無いほうが自然ではないかと考えられる。こんな萌エロ作品に対して、物語を収束させるためだけに下手なシリアスパートを挿入するくらいなら、無い方がよっぽど良いよ。


ただし、ボリュームに乏しく、丁寧さが足りない部分も見うけられた。
例えば優子の子供時代の思い出などは随所に散りばめて印象付けて欲しかったし、千景さんが主人公に惹かれた理由が無さ過ぎて違和感を感じた。




一方、豊富な H シーン (38 シーン) は非常に実用的。
フェラ連続抜き、挿入抜かず連発、ホールド、W フェラ、おはようフェラ、トイレでの対面座位など好きな人には嬉しいシチュエーションあり。ただし、アナルや足コキなど、特殊系は無く、甘いイチャラブ H が基本。

本作品において『H シーン除いたらなにが残るの?』という意見が一定数ありますが、H シーンも感情描写の一つだから、エロがないと作品が成り立たないという評価は多分野暮。

また、綾乃以外のヒロインルートでも半分以上は主人公、綾乃、ルートヒロインの 3P 展開となっていた。平和な 3P 系の成人コミック、エロ同人的な話が好きな人は気に入るのでは。

しかし、綾乃と優子ルート以外の H シーンは短いものもあり、少し残念。





[ルート感想、キャラクター]
ありきたりのヒロイン達だけれども、イメージ通りのキャラクターをしているので非常に魅力的。
遥人も三角関係作品の主人公ということで流されやすい性格はしているものの、鈍感ではなく、ヒロインから自分へ向けられた感情に気づいている上で行動しているため、不快に思うことはなかった。

● 美萩野 綾乃 (CV:奏雨)
もっとも優遇された正ヒロイン。
H シーンの数はもちろんのこと、尺の長さがマジでぱないの。


話は若干それますが、『温かい三角関係』というネタを売りにしたわりに、一番優遇されていたのは結局綾乃だったのは何故かという答えは、私的にまだ出せておりません。

やはり、好きな人が複数いてもいいし、好きな人を好きでいられることはいいことだけど、本当に大切な人は一人ということを暗に示しているのでしょうか。確かに、綾乃以外のヒロインや遥人はそれをちゃんと自覚しているような描写がありますし。

でも、それって逆に、プレイヤー側は残酷な印象を受けるような気もしますが。



● 徳吉 優子 (CV:美月)
子供の頃から遥人を好きでいた幼馴染。

綾乃と遥人の仲を知った後、必死で自分の気持ちを抑えて綾乃を応援しようとする描写がなんともいえない。
彼女の笑顔の裏側にある彼への想いを考えると、本当に切なくなってくる。
本当に彼のことをよく見ていたのが感じられた。

遥人のことをハル兄という優子。
一方、自分は妹のような存在としてしか見られていないのではないかと不安になる優子。
それでも、今の関係を壊したくなくて、絶対に壊したくなくて。
だからこそ、一歩が踏み出せない。

そして、気づいたときには彼のとなりには恋人がいた。

このときの優子の感情がビシバシ伝わってきて、ずっともきゅもきゅしてた。

そんな優子の想いの強さ、これを考慮した場合、ラスト H 直前の優子のとある悪ふざけの真意にたどり着けるのではないだろうか。本当に、ただの冗談だけで嘘をついたのだろうか。いつかは、訪れる現実を確りと認識していたからこそ、思いついた冗談ではないのだろうか。

ただ、優子の過去話はもっと丁寧にして欲しかったですね。優子が遥人を好きになった理由、勉学に励んだ理由をしっかりと確立させようとする意図は感じられたので、もっと上手く扱って欲しかった。

ところで、私の属性的に見た場合、優子はかすりもしていない。
それなのに、今は彼女が愛おしくてたまらない。
彼女の想いの強さ、頑張り、本当に色々なものに惚れこんだんだと思う。

彼女には改めて祝辞を贈りたい。
人気投票 第一位 おめでとう。

さて、ハル兄じゃないとダメなの FD はまだですか?



● 白兎 つくし (CV:百瀬ぽこ)
綾乃の親友。
最初はツンツンしているが、時間経過で徐々にデレデレしてくるタイプのツンデレ。

遥人と綾乃が最初無理やり迫ってくる節はあるものの、つくし本人の心境の変化はちゃんと描かれていたので満足。



● 小沢見 千景 (CV:遠野そよぎ)
酔っ払うとエロエロ管理人。
昭和の昼ドラ的な展開で、唯一背徳感が感じられたルートかもしれない。

ただし、他のヒロインよりも尺が短め (アペンドのすすきと同程度) なのでおまけ感が強いのと、千景さんが遥人に惹かれたことに説得力が乏しすぎるかなと。



● 美萩野 小乃花 (CV:小倉結衣)
綾乃の妹。
妹が姉に持っているコンプレックスに焦点があてられるのと、若干お家絡みの問題もありますが、全然重くないあたり、製品コンセプトの貫き方は凄いと思う。

優子の次に真面目なシナリオだったと思いますね。小乃花が遥人を好きになった理由とか、遥人を真面目に好きになっていることがちゃんと伝わってきていたと思います。お姉ちゃん相手でも諦めない小乃花ちゃん、かわいいよ。



● 松上 すすき (CV:藤咲ウサ)
遥人の実妹。
ふきふきマイスターはどうかと思うよ、お兄ちゃん。

妹としてはかなり好感を持てた。真面目だし礼儀正しくて常識的だし、ふきふきはどうかと思うけど。

このルートですすきとの H シーンを入れたのも、テーマを考えるといいんじゃないの。
好きなのだから。




[絵]
● CG 枚数:83
温かい印象の非常に雰囲気を出したものだったのですが、枚数が少ないのが残念
ほとんどシーン用の CG だったのも残念。
さらに、シーン CG に若干の使い回し (つくしルート) があったのも残念。

立ち絵、CG 共にですが表情が豊かで良かった。
綾乃のヘアースタイルのバリエーションは結構なお気に入り。優子の目が線になる立ち絵も、もっと使用して欲しかったなぁ。


[音楽]
● 主題歌:シアワセ定義 (Duca)
● ED:愛しいキズナ (Duca)


Duca さんの曲はあまり馴染みがなかったのですが、声質が非常に良いですね。
BGM も特別良いわけではないと思うのですが、CG と共に雰囲気勝ち。




[演出]
派手なアニメーション等は実装されてないが、目に留まる演出はいくつかあった。

まず、カメラワーク、画像演出が上手い。
『シーンを切り替えるときに一旦外の風景の変化(夕方から夜へ など)を映してから、室内へ移行する』『新規の室内に入ったときに、まずその室内の全体をスライドさせて見せてから、キャラクターを登場させる』などの演出が目に留まりました。プレイヤーの意識の切り替えを狙っているのでしょうか。

また、独白部分での背景のぼかしや、立ち位置による立ち絵の大きさの使い分けも上手かった。

レベルがそこまで高いわけではありませんが、CG、立ち絵や背景の使い分けは、全く重くならないレベルで、かつ効果的な演出が行われていたのが好印象ですね。低スペック PC 使いの私には非常にありがたい仕様。


音声面の演出も良かったと思う。
ボイスに関しては、部屋をまたぐと聞こえにくくなったり、キャラの立ち位置によって聞こえる方向が違ったり、風呂場では反響したり、携帯通話では二重音声になったりと、自然な感じが出てて面白かった。




[システム、その他]
セーブやロード時のシステムボイスのバリエーションが多彩で、加えて (キャラクターによっては) H シーンをロードしたときには通常のロードと違うセリフが流れるといった演出に驚いた。

また、システムボイスはランダム再生かキャラクター固定かを選択できるため、お気に入りのキャラクターを設定することも可能。ただ、一名だけしか固定できないのが難点か。



[総合感想]
人を好きになること、好きな人と一緒に居られることは、なんて甘くて幸せなことなのか。


今までの純愛ゲーを基準にシナリオを見た場合、凡作。といった評価は確かだと思う。


ただし、『温かい三角関係』という (嫌悪感を抱かれやすい) テーマをストレートに書ききったのは評価したい。三角関係=悪、好きな人=一人、好きな人に恋人がいる=諦める or 結ばれない、という純愛ゲーにおいて暗黙の了解となっている部分に切り込みつつも、すっきり温かく締める新鮮さは面白かった。


テキストボリュームは少し物足りませんが、エロが気に入るとか、下手なシリアスを見たくないとか、製品コンセプトが自分の好みに合うとか、展開や描写に共感できたりすれば、非常に高い評価を付けれるのではと思いますね。


ちなみに、プレイしていくうちに、好きな人が複数いても当人達がそれを望むなら、無理にどちらを切り捨てる必要はないのかもしれないという考えが浮かんだ時点で、私はこの作品の意図に嵌められていたのでしょう。


PULLTOP LATTE のブランドネームである『ラテ』の意にあるように、風味の濃いエスプレッソにミルクを添加して苦味を緩和した作品を今後も期待する。できれば、砂糖も大量に添加して欲しい。


最後になりますが

えっちぃのは良いと思います!!
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